平成17年度大学院入試案内書
東京大学大学院工学系研究科
システム量子工学専攻
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配布:2004/05/18
修士課程
博士課程
博士課程[社会人特別選抜]
問合せ先
〒113-8656 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学大学院工学系研究科
システム量子工学専攻事務室
電話(03)3812-6579
FAX(03)3818-3455
電子メール nyushi@office.q.t.u-tokyo.ac.jp
http://www.q.t.u-tokyo.ac.jp
1.システム量子工学専攻
システム量子工学専攻における研究教育の内容や就職などに関する情報は,小冊子「専攻案内」(システム量子工学専攻で入手可能)に詳しく記載されています。また,ホームページにも具体的に記載していますので,受験にあたっては,是非これらを参照して下さい。
この入試案内書は,東京大学大学院工学系研究科の学生募集要項を補足するかたちで・システム量子工学専攻を受験するに際して必要な情報を記載しています。
入試は,修士課程,博士課程,および社会人特別選抜による博士課程について行います。本案内書には,まず,これらについて,試験科目,試験日程とその他の情報が記載されています。
大学院の修士課程,博士課程に入進学した後は,大学院生は,それぞれいずれかの研究室に所属して研究することになります。皆さんが研究室を選ぶときの参考になるように,教員名,研究内容などを後半に記載してあります。
入学試験は,広く人材を募集するため,特定の専門分野にかたよらず,理工系の学部教育を受けた学生を公平に評価できるよう,入試科目,評価方法の工夫を行っています。
皆さんのチャレンジを楽しみに待っています。
なお,入試説明会を,
第1回:2004年5月18日(火)16時30分〜
第2回:2004年6月19日(土)14時00分〜
に行います。場所は,東京大学工学部12号館システム量子工学専攻の講義室です。この入試説明会では,システム量子工学専攻での入試と各研究室での研究内容について説明します。説明会のあと,各研究室を見学することもできます。なお,入試説明会への出席は受験するために必須ではありません。
入試について不明な点や質問があれば,システム量子工学専攻事務室(表紙に連絡先記載)にお問い合わせくたさい。また,研究室での研究内容についてさらに知りたい場合や,指導を受けたい教員に相談したい場合にも専攻事務室に問い合わせて下さい。教員との連絡をお手伝いします。
2.修士課程
1.試験科目
筆記試験
(1)一般教育科目
英語
(2)専門科目
論理的思考能力を見るための数理的問題,および小論文
口述試験
20分程度の口頭試問,理工学における興味や意欲を問う。他に5分程度の総合面接を行う。
2.試験日程
| 試験科目 | 日時 | 試験場所 | 持参品 |
| 筆記試験 | 英語 | 8月30日(月) 9:00〜11:30 | 工12号館 121,122講義室 | 筆記用具 ハサミ 受験票 |
| 専門科目 | 論理的思考能力を見るための数理的問題 | 8月30日(月) 13:00〜15:30 | 同上 | 筆記用具 受験票 |
| 小論文 | 8月30日(月) 16:00〜17:30 | 同上 | 筆記用具 受験票 |
| 口述試験 | 口述試験 | 8月31日(火) 10:00〜 | 事前に掲示する | 受験票 |
| 総合面接 | 9月3日(金) 13:00〜 | 事前に掲示する | 受験票 |
試験日程,場所に変更がある場合は,事前に掲示板に掲示するので注意すること。
3.その他
(1)10月入学
平成16年9月以前に大学を卒業した者,あるいは卒業見込みの者は,平成16年10月に入学を認めることがある。これを希望する者は,出願前に必ず専攻事務室に連絡をとること。
(2)指導希望教員との相談
修士課程において行いたい研究内容について,あらかじめ指導を希望する教員に問い合わせることも可能である。
(3)研究室配属
修士課程入学後はいずれかの研究室に所属する。研究室への配属は,受験者の志望を勘案して決定される。志望研究室の調査は8月30日(月)に実施する。
(4)専門科目
専門科目試験は,論理的思考能力を見るための数理的問題,および小論文である。数理的問題の標準問題は専攻事務室を通じて入手できる。また,入試説明会でも配布の予定である。
(5)奨学金等
システム量子工学専攻には,種々の奨学金制度や外国留学制度がある。詳しくは専攻事務室に問い合わせること。
(6)その他
本入試に関する不明な点,あるいは過去の試験問題や大学別合格者数の実績の詳細については専攻案内を参照のこと,あるいは,専攻事務室に問い合わせること。
3.博士課程
1.試験科目
第1次試験
(1)筆記試験
英語
(本学の大学院修士課程を修了した者または修了見込みの者はこの試験を省略する)
専門学術(論理的思考能力を見るための数理的問題,および小論文)(平成15年度以降に本専攻の修士課程を修了した者または修了見込みの者はこの試験を省略する)
(2)口述試験
各自の研究内容,成果についての口頭発表と試問(25分程度)
第2次試験
各自の研究内容,成果や修士論文についての口述試験(40分程度)を平成17年2月に実施する。ただし,平成16年10月入学希望者については,第1次試験の口述試験の時間を40分として,この2次試験を兼ねる。
2.試験日程
第1次試験
| 試験科目 | 日時 | 試験場所 | 持参品 |
| 筆記試験 | 英語 | 8月30日(月) 9:00〜11:30 | 工12号館 121,122講義室 | 筆記用具 ハサミ 受験票 |
| 専門学術 | 論理的思考能力を見るための数理的問題 | 8月30日(月) 13:00〜15:30 | 同上 | 筆記用具 受験票 |
| 小論文 | 8月30日(月) 16:00〜17:30 | 同上 | 筆記用具 受験票 |
| 口述試験 | 9月1日(水) 13:00〜 | 事前に掲示する | (注1)受験票 |
(注1)8月26日(木)午後5時までに,研究内容を,図表を含めてA4判用紙4枚以内にまとめたものをシステム量子工学専攻事務室に提出すること
第2次試験
平成17年2月16日(水)〜17日(木)の予定。修士論文を持参のこと。
3.その他
(1)10月入学について
条件が満たされた場合には,平成17年4月入学の他に,平成16年10月入学を認めることがある。平成16年10月の入学を希望する者は,出願前に必ず本専攻事務室に連絡をとること。
(2)指導予定教員の了解
本博士課程の入学希望者は,出願前に,必ず研究指導を希望する教員に相談し,指導の可否について了解を得る必要がある。
(3)社会人受入れ
教育・研究機関,会社などに正規職員として在職している者が,入学後もその身分を有したまま在学することができる。詳細は専攻事務室に問い合わせること。
(4)奨学金等
システム量子工学専攻には,種々の奨学金制度や外国留学制度がある。詳しくは専攻事務室に問い合わせること。
(5)その他
不明の点,あるいは過去の試験問題等については専攻事務室に問い合わせること。
4.博士課程(社会人特別選抜)
本専攻博士課程では,社会人特別選抜制度を実施している。一定の出願資格を満たした場合は,通常の博士課程入試とは異なる社会人特別選抜による受験が可能となる。これを希望する場合は,前もって指導を希望する教員ならびに本専攻事務室に問い合わせること。
5.教員(研究)紹介
本専攻では以下の2つの研究分野で教育・研究を推進している。
・インテリジェントデザイン
・ナノデザイン
これらの分野の詳細については「専攻案内」やホームページを参照して頂きたいが,各教員は上記のいずれかの分野の教育・研究を担当している。本専攻に進学する大学院学生は下記のいずれかの研究室に所属して研究指導を受けることになるが,単位取得における分野に関する制限は全くなく,いずれの分野に所属する教員の講義も同じように受講することができる。
インテリジェントデザイン
- 阿部弘亨 助教授(原子力研究総合センター)[関村研究室]
-
研究テーマ:カーボンナノチューブやフラーレン等の炭素系新機能物質開発。原子炉および核融合炉の燃材料開発と保全技術開発。電子顕微鏡による原子レベル観察。イオン加速器やレーザーなどによる照射実験。関連するシミュレーション技術開発。
期待すること:リアル,バーチャルに関わらず「もの作り」に興味のある人を求めます。
特徴:様々な分野における材料の開発研究が中心で、化学系に近い研究に加えて現象のメカニズム解明など物理的な緻密さも求めます。科学的発想と自由度を大切にしながら特許の申請にも積極的にあたります。
- 大橋弘忠 教授(システム量子工学専攻)[大橋研究室]
-
研究テーマ:コンピュータ・シミュレーションの新しいモデルをつくること,そして,それを用いて複雑な自然,人間,人工のシステムを解明し,創造していくことを研究目標としています。対象とする現象の階層的な構造に注目したモデルをつくり,それが生み出す複雑な全体像との関係を調べる研究です。
【1】進化システムの構造と発展(ネットワーク,人工生命,生態・社会・経済的集団のダイナミックス),【2】流れの新しいモデルによる複雑流れの解析(実数格子ガス法,格子ボルツマン法,多相流れ,構造性流体,生体内流れ)が研究テーマです。
期待すること:コンピュータを使った新しい科学技術の方法に取り組みたい人を歓迎。挑戦心,そして,常識に囚われない自由な発想を期待します。
特徴:他でやらない研究,新しい研究を行うようこころがけています。
- 岡 芳明 教授(原子力工学研究施設)[岡研究室]
-
研究テーマ:計算機による数値シュミレーションで超臨界圧軽水炉の設計を進めている。本研究室で発想されたこの原子炉は単純・コンパクトかつ高効率となるため,米国の第4世代原子炉に選ばれ,世界中で研究が行われている。発電用原子炉の設計や安全性について広く勉強できるので原子力関係に就職したい人,数値シュミレーションに興味のある方に最適な研究テーマです。
期待すること:自分の頭で考えられる素養を身につけ,外の世界をグローバルな視点で広く見られる人材を育成したいと考えています。二番手はやらない。広く外の世界を見るがモットーです。
特徴:少数精鋭,丁寧な指導,連帯感のある研究室。国際会議発表機会多数。レクレーション多し。文武両道。
- 岡本孝司 教授(システム量子工学専攻)[岡本研究室]
-
研究テーマ:「ビジュアリゼーション」(可視化)
Web3D応用,P2Pネットワーク,ユビキュタスコンピューティング,ビジュアルコラボレーション,レーザー応用可視化,ダイナミックPIV,マイクロPIV,血流可視化,レーザー生体計測,4次元ダイナミクス顕微鏡,放射線誘起表面活性
特徴:最先端のツールを用いて,「不思議なこと」を解明しています。ビジュアリゼーションとは,「不思議なこと」を目で見えるようにするという事です。多数のパルスレーザや高解像高速ビデオカメラ,一人3台以上のコンピュータなど研究環境は抜群です。さらに、Web3Dを応用し、目に見えるコミュニケーションシステムを開発しています。一緒に「不思議なこと」を見つけてみませんか?
- 奥田洋司 助教授(人工物工学研究センター)[奥田研究室]
-
研究テーマ:超並列コンピュータを利用した人工物大規模シミュレーション,ハイパフォーマンス・コンピューティング,グリッドCAEシステムの研究,地球環境シミュレータの開発,再構築可能なハードウェアとソフトウェアの融合,構造・熱流体・電磁場の連成解析,ナノテクCAEシステムの研究,ファジィ・ニューロ・遺伝的アルゴリズム・感性情報・マルチメディア・バーチャルリアリティの計算科学への適用研究
期待すること:計算機シミュレーションに興味ある人,何事にも大胆かつ真摯に向き合う人,21世紀の計算科学の開拓に意欲のある人を期待します。
特徴:機械系全般,数理科学,計算機ソフト・ハード(ネットワークを含む)をバックグラウンドとし,かつ,個々のアプリケーション分野の深い知識と専門性を備えた,計算科学エキスパートを養成します。スーパークラスタから超並列機まで世界一の計算機環境が利用可能です。
- 越塚誠一 教授(システム量子工学専攻)[越塚研究室]
-
研究テーマ:先進的シミュレーション法の開発,流体力学や構造力学のシミュレーション,粒子法の開発,ミクロ生化学に関するシミュレーション,波浪中を航行する船舶のシミュレーション,原子炉設計や安全に係る熱流動解析,破壊や水しぶきのシミュレーション結果を用いたCG,粒子ベースCG,ソフトウエアの商用化
期待すること:最先端のシミュレーション技術を使って未知の現象を解明したい,CGと組合せて新しい技術を生み出したい,という意欲ある学生さんを歓迎します。
特徴:様々な複雑現象のコンピュータシミュレーションと,その工学応用を研究しています。粒子法は独自に開発した新しい方法で,構造物の破壊や水しぶきといった現象まで解析することができます。民間ソフト会社でも扱っています。さらに,シミュレーション技術とコンピュータグラフィックス(CG)技術を融合することで生体や安全の分野における新しい展開を目指しています。他大学や他研究機関との共同研究も多数実施しています。
- 関村直人 教授(システム量子工学専攻)[関村研究室]
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研究テーマ:(1)複雑システムの信頼性・長期間予測手法開発,環境負荷低減とライフサイクル最適化のためのシステム保全学研究,(2)コンピュータシミュレーション及び実験による環境と物質の相互作用研究,変形・破壊に関する新しい物理・工学モデル開発とマルチスケールシミュレーション研究,(3)新機構物質創成のためのイオン加速器結合型トンネル顕微鏡,原子間力顕微鏡,透過電子顕微鏡によるナノ・メゾ領域の実験研究。
期待すること:ブレイクスルーに挑戦する意欲を求めます。
特徴:様々な社会とシステムの課題解決にミクロな物理的発想をいかに活用するかを考え,シミュレーションと実験の両面から研究を進めています。
- 陳昱 助教授(システム量子工学専攻)[大橋研究室]
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研究テーマ:(1)微視的な粒子モデルおよび離散運動論モデルを用いたシミュレーションによって、液晶、高分子溶液、水・界面活性剤混合系、マイクロエマルジョン、血液などソフトマターと呼ばれる物質の構造と流れを解明する(2)複雑系や情報化などの視点から、統計物理モデルとネットワークモデルを用いて株と為替市場のダイナミクスを反映する価格変動のメカニズムを解明する。
期待すること:自ら問題を意識し、積極的に解決策を求めること。
特徴:常に複雑流体とエコノフィジクスの最先端に立って、複雑な自然と社会現象の本質を捉えながらもっともシンプルな離散モデルを開発してシミュレーションを行う。院生の皆さんと一緒に楽しく研究をしている。
- 橋本康弘 講師(システム量子工学専攻)[大橋研究室]
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研究テーマ:社会・経済現象、あるいはそれら複雑システムの背後にあるネットワーク構造とそのダイナミクスのモデリングとシミュレーション。セルラーオートマタやネットワーク、エージェントモデル、進化的計算手法などの数理モデル・統計物理モデルを駆使します。
期待すること:常識的に感じていることが実はそんなに自明ではないことに気付く感受性と、そのギャップを自分自身の言葉で突き詰め解消していくことに対する誠実さ、つまり探求者としての自立性を期待します。
特徴:あたまとハートとコンピューターを駆使して人間・社会・世界の不思議に取り組んでいます。
- 古田一雄 教授(システム量子工学専攻)[古田研究室]
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研究テーマ:ヒューマンモデリング,プラント運転員や航空管制官の認知行動シミュレーション,チーム状況認識,意図推論技術に基く知的インタフェース,エコロジカルインタフェース,社会合意形成支援のための電子会議システム,リスクコミュニケーション,防災システム設計のための緊急時組織行動シミュレーションなど,安全をキーコンセプトに人工物-人-社会のよりよい関係を構築するための研究開発を行っています。
期待すること:理系・文系の区別なく柔軟で広い視野を持った人を望みます。先輩の研究の手伝いなどはなく,全員がすぐに小さくとも一国一城の主ですので,自覚をもってやってください。
特徴:認知心理,人工知能,安全社会技術の3分野にまたがる境界領域を扱っています。
- 班目春樹 教授(原子力研究総合センター)[班目研究室]
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研究テーマ:流体関連振動。自励振動。カオス。流れの数値シミュレーション。革新型原子炉の熱流動。原子力安全工学。放射線の工業利用。技術倫理・法工学・リスクマネジメントなどの社会と技術の関係論。自然界にはまだまだ解明されていない不思議な現象がたくさんあります。実験やシミュレーションでその発生機構の解明などに取り組んでいます。同時に、自然現象の解明や技術開発だけでなく、技術と社会の関係にも目を向け提言していくような社会科学寄りの研究にも乗り出そうとしているところです。
期待すること:あまり一つのことに拘らない,柔軟な発想の持ち主を歓迎します。研究のおもしろさとは,予期した結果が出ることではなく,思いもかけない結果に出会い解決することにあることを学んでください。
特徴:テーマについては装置等の制約がない限り期待に沿うようご相談に応じます。コンピュータその他の研究環境は整っていて満足できるはずです。
- 渡邊正峰 助教授(システム量子工学専攻)[古田研究室]
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研究テーマ:理論モデル、コンピュータシミュレーション、心理物理実験や共同研究先で得られた電気生理実験のデータ解析に基づき脳の情報処理メカニズムを理解し,脳型知的情報システムを設計しています。また脳の基礎研究によって得られた知見をもとに、ヒューマノイド型ロボットの知能化を目指す研究や脳波を用いた“脳−コンピュータ”インターフエースの研究を行っています。
期待すること:大学院は新しい研究課題に挑戦する作法と,ブレークスルーを達成する喜びを体験し,成長するところです。高い志をもって,苦労を厭わず,難しいことに挑戦する意欲なくしてはこの喜びは体験できません。そうした意欲のある人を求めます。
特徴:人類の将来は複雑系の理解とその制御の巧拙にかかっています。私達はこの認識に立って,脳に現れるエマージュントな性質を理解し,その知見を人・機械系を含む複雑システムの設計と制御に応用することを目指しています。
ナノデザイン
- 石川顕一 助教授(システム量子工学専攻)[中沢研究室]
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研究テーマ:http://ishiken.free.fr/参照(1)レーザー物質相互作用・高強度場物理:近年のフェムト秒レーザー技術の進歩により注目されている,超短パルス高強度場と物質の相互作用とその応用を、シミュレーションと実験の両面から研究しています。(高強度軟エックス線パルスによるHeの2光子2重電離、Xeクラスターのクーロン爆発、Xeの内殻電離等)
(2)細胞内情報伝達・計算システム生物学:ノイズがシグナルと同程度に大きい生体内の環境でもたくみに機能する細胞内情報伝達の時空間特性を、創薬やバイオ演算型コンピューターへの発展もにらみつつ、確率論的シミュレーション・モデリングによって研究しています。(細胞性粘菌の走化性における濃度勾配センシング・Rasの細胞内ダイナミクス等)
期待すること:先入観や固定観念にとらわれない独創的なチャレンジャーを期待しています。
特徴:中沢教授・高橋助教授と連携して指導に当たっています。興味のあることは何でもやれる自由な雰囲気の研究室です。
- 上坂 充 教授(原子力工学研究施設)[上坂研究室]
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研究テーマ:量子ビーム工学。フェムト秒電子線ライナック,テラワットレーザーを擁し,【1】電子線・X線・イオンビームの極短パルス発生,【2】半導体原子・タンパク質の動画像化,【3】先進医療用小型加速器(血管造影用小型硬X線源,ガン治療用小型電子ライナック・レーザープラズマイオン源)の開発,【4】卓上レーザープラズマビーム源の開発などの研究を展開しています。
期待すること:物理と数学を良く理解し,基礎力のしっかりした科学技術者を目指す人。世界レベルで仕事をしたい人。量子ビーム工学のスペシャリストになりたい人。どこへいっても通用する工学者になりたい人。
特徴:世界屈指の電子ライナック・レーザーを使えます。英語教育にも力を入れ,海外での研究発表,留学を推奨しています。
- 勝村庸介 教授(原子力工学研究施設)[勝村研究室]
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研究テーマ:(1)超臨界水冷却炉の水化学:超臨界水を冷却材とする原子炉実現のための基礎技術として放射線反応,冷却水化学の研究を国家プロジェクトの一貫で進めています。(2)サブピコ秒パルスラジオリシス法による超高速反応:原子力工学研究施設に設置された世界最先端のレーザー駆動システムで,ビームが誘起する超高速現象を追跡します。(3)重イオンビーム化学研究:重イオンビームは最先端のガン治療に活躍していますが,その反応の理解は十分ではありません。反応の特徴解明のため,放射線医学総合研究所のHIMAC施設での実験と,理論計算を併用しています。
期待すること:量子ビームの引き起こす物理・化学現象の解明と量子ビームの実用展開に興味を持ち,世界と競争するチャレンジ精神の旺盛な人を期待します。
特徴:レーザー,線形加速器,イオン加速器からの様々なビームを活用します。国際共同研究を積極的に進めます。
- 門 信一郎 助教授(高温プラズマ研究センター)[田中研究室]
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研究テーマ:(1)核融合プラズマの炉心から流出し磁力線に沿ってプラズマ対向壁へ輸送されてくるプラズマ流の性質を自分達の装置で実験的に解明しようと頑張ってます。分光やレーザー応用計測等様々なテクニックを駆使したプラズマ診断に基づく物理研究です。
(2)大型装置との共同研究も積極的に行っています。最近では,強磁場トカマクのゼーマン分光,ヘリカル装置におけるビーム放射光を利用したプラズマ乱流計測法の開発等を進めています。まさに“さすらいのプラズマ計測屋”です。
期待すること:大学院ともなれば,学生であると同時に教官の共同研究者です。ともに頑張ろう!
特徴:田中研究室と連携しています。大変活気があり,居心地のよい研究室なので昼夜を問わず(?)研究に打ち込めます。われらが.MAP-II装置にも愛着を感じてます。
- 工藤久明 助教授(原子力工学研究施設)[勝村研究室]
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研究テーマ:加速微粒子照射による表面損傷,イオンビーム照射効果,天然高分子の放射線化学,超短パルス・高強度レーザアブレーションによる材料加工,耐放射線性等,量子ビーム(放射線)高分子材料科学を研究しています。他にも,材料の高機能化,新材料の創製等,様々な量子ビーム(放射線)の利用を研究しています。材料の劣化,耐環境性にも興味を持っています。
期待すること:量子ビーム(放射線)の引き起こす現象の解明と実用展開に興味を持ち,好奇心・チャレンジ精神の旺盛な人を期待します。体力・根性もある程度必要ですよ。
特徴:イオン加速器,電子加速器,レーザ等の設備を駆使します。実験,計算,両方行えます。国内外の研究機関等との協力を進めています。勝村教授と共同で研究指導に取り組んでいます。東海村(原子力工学研究施設)は学生1人当たりのスペースが広く,また教官と学生の壁が低いことが特徴と言えるでしょう。
- 鈴木晶大 助教授(原子力工学研究施設)[寺井研究室]
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研究テーマ:核融合炉ブランケットや水素エネルギーシステムの要素技術の核となる高機能性材料についての研究を行っています。先進的核融合炉ブランケット概念の成立に中軸的役割を果たす高機能性材料についての研究として、液体金属冷却システムにおけるMHDコーティングに関する研究、溶融塩冷却システムにおける不純物移行制御、耐照射材料表面の不純物移行に関する研究、など。水素エネルギー社会を成立させるための要素技術の核となる高機能性材料についての研究として、水素吸蔵材の安定性に関する研究、電解質膜の機能向上研究、など。高機能性材料の薄膜化手法についての研究として、高エネルギー粒子による作成法研究、液体金属を媒介した化学蒸着法研究、など。
特徴:さまざまな特殊材料について実験的研究を行います。研究室は基本的に東海・本郷にありますが、国内外の最新設備による研究を積極的に進めています。最先端の材料や技術、装置に実際に触れて頂き、即戦力かつ新分野開拓を行える人材を目指すよう望みます。寺井隆幸教授と連携して研究を進めています。
- 高橋浩之 助教授(人工物工学研究センター)[中沢研究室]
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研究テーマ:超伝導・量子センサ等ナノデバイス開発と信号処理・シミュレーション。PET等の脳機能・生体イメージング,がん治療用ナノスケール計測技術の開発。ハードウェア記述言語を用いたアナログ・ディジタル混載CMOSチップの設計・製作・シミュレーション。自己進化可能なアナログCPUの開発と自己修復型人工物〜人工生命体の創成。
期待すること:新しいこと・困難に挑戦する意欲のある人を歓迎します。最先端技術をフルに活用して楽しみながら研究を進めていって欲しいです。
特徴:SQUID増幅器からHSPICE,Verilog-HDLまで,ナノテクから生体・脳機能計測,電子情報技術の最新の領域までカバーしています。
- 田中 知 教授(システム量子工学専攻)[田中研究室]
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研究テーマ:最新の実験装置と計算機シミュレーションを駆使して,核融合炉燃料材料挙動や環境有害物質挙動における界面・表面現象の観測・制御に関する研究を展開している。具体的には:
・核融合工学(核融合炉燃料材料工学,ブランケット工学,トリチウムの表面付着と光照射による能動除染,核融合炉安全工学,境界プラズマプロセス科学)
・核燃料サイクルとバックエンド工学(放射性廃棄物処理処分の基礎科学,放射性物質の環境挙動,核種吸着現象の量子化学計算,ラジオコロイドとラジオエアロゾル)
・環境科学(環境有害物質の挙動,付着と除去,環境有機物との相互作用,錯体形成の量子化学計算)
期待すること,特徴:大学は学術追求の場であるとともに,その成果を人類,社会に反映させねばなりません。諸君に青春の2〜3年間上記の研究に熱中してもらい,将来の世界を指導する優秀な人材を育成することに全力を注ぎたい。研究室の特徴としては「まず良く学び,そして良く遊べ」を挙げたい。
- 出町和之 助教授(原子力工学研究施設)[上坂研究室]
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研究テーマ:あらゆる電磁シミュレーションを研究の対象としています。最近行っている例では,
○電力貯蔵用超電導フライホイールの磁気浮上力およびエネルギーロスのシミュレーション
○渦電流探傷法(ECT)を用いた電磁非破壊検査シミュレーション
○医療用MRI磁場の超電導スイスロールによる高度化のシミュレーション
○超電導体中の磁束量子ダイナミクスシミュレーション
○脳内電流源推定(MEG)シミュレーション
○超電導ジェットコースターの実現性に関するシミュレーションに基づく基礎研究など,様々な分野に研究を展開しています。超電導や医療工学に興味のある方は一度話を聞きに来てみて下さい。
特徴:研究成果を出した院生には,1年生でも国内・海外を問わず国際会議での研究発表を年4−5回程度行なってもらいます。研究指導の面倒見のよさには自信があります。一緒に研究者としての生活を満喫しましょう。
- 寺井隆幸 教授(原子力工学研究施設)[寺井研究室]
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研究テーマ:システム量子工学における物質科学分野を中心に研究を行っています。具体的には、高エネルギー粒子プロセシングによる材料の物性制御と新機能性材料の創製(エネルギー粒子ビーム照射による酸化物高温超伝導材料の特性向上イオン注入による材料物性の制御,プラズマを用いた先進機能性薄膜の創製),核融合炉工学に関する研究(核融合炉ブランケット工学,トリチウム増殖材料の物理化学,核融合炉燃料サイクル工学),エネルギー環境問題に対する物質科学からのアプローチ(水素エネルギーシステム要素としての燃料電池・光触媒・水素吸蔵材料などの研究,セラミックス・溶融塩・液体金属などの高温物理化学特性,原子力材料化学や核燃料高温化学再処理などに関する研究)。以上の研究・教育は、鈴木助教授と連携して行っています。
特徴:国内外の大学や研究機関との共同研究を積極的に進めています。大学院生の海外への留学・派遣や国際会議での発表なども高頻度で行っています。学生諸君には,新分野を開拓していく意欲を持って,自主的に研究に取り組んでいただきたいと考えています。
- 中沢正治 教授(システム量子工学専攻)[中沢研究室]
-
研究テーマ:「超伝導型の世界最高の分解能のエックス線検出器の開発」,「微細加工を用いた人間の網膜のようなイメージングセンサーの研究」,「量子ビームの挙動に関する放射線物理,核データや医学利用の研究(医工連携研究や放射線医学総合研究所佐藤幸夫併任教授との共同研究)例えば、BNCT用の加速器型中性子源の開発」。以上は,高橋助教授,石川助教授と連携して研究・教育を進めています。また,放射線の線量測定や遮蔽法の研究に関して小佐古助教授(原総センター)と連携して研究を行なっています。
期待すること:計っていると放射線が本当に見えてくる(?)から不思議です。
特徴:加速器も使いますし,計測の道具として,あるいはシミュレーション用にコンピュータも使いますので,加速器やパソコン,ネットワークのハード部分にも強くなります。
- 長谷川秀一 助教授(システム量子工学専攻)[長谷川研究室]
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研究テーマ:最先端の実験装置やコンピュータを駆使して,実験および数値シミュレーションの両面から光と物質の相互作用を用いた新たな工学システムの創成や設計を目指して,極限・原理レベルの要素・基盤知識の理解とその統合・システム化を目的とした発見的研究を行っています。具体的には以下の研究を行っています。レーザ・放射光を利用した原子分光。単一原子に対する同位体レベルの操作・制御・分析方法の開発。超高強度レーザによる高エネルギー量子の発生およびその応用。量子コンピューティング。光反応ダイナミクスの数値シミュレーション。同位体応用工学。
期待すること:長いようで短い大学院生活で実りある研究生活を送りたいと思っている純粋で好奇心にあふれるチャレンジャーを歓迎します。
特徴:不可思議な量子の世界において,実験・計算の両面から,その基礎の解明および工学的利用を目指していますが,原子・分子と光子の相互作用をキーワードに幅広いスペクトルで研究に取り組んでいます。
平成17(2005)年度 東京大学大学院工学系研究科
修士課程・博士課程・社会人特別選抜入学試験受験者心得
1.試験日時
この案内書に記載の「試験日程」を参照すること。
2.試験場
東京大学(東京都文京区本郷7-3-1)試験場案内図参照
地下鉄:丸の内線「本郷三丁目」、千代田線「根津」、南北線「東大前」、都営大江戸線「本郷三丁目」下車
バス:「東大正門前」、「東大構内(スクールバス)」下車
(1)各自が受験すべき試験室の建物については、8月27日(金)午前10時に工学系研究科等事務部掲示板及び専攻掲示板に掲示する。
(2)受験者は、試験開始15分前までに所定の試験室に入室すること。定刻に遅れた場合は、各試験監督者に申し出ること。専門科目(専門学術)試験については、専攻において別に指示することもある。
3.携行品
(1)受験票
(2)黒色鉛筆(又はシャープペンシル)、消しゴム、鉛筆削り(卓上式は不可)又はナイフ、ハサミ〔外国語・一般教育科目(一般学術)に必要〕、時計(計時機能だけのもの)を必ず持参すること。
(3)専門科目(専門学術)試験の携行品については、専攻において別に指示することもある。
4.外国語・一般教育科目(一般学術)試験時の留意事項
(1)試験開始後1時間以内は、退室を許さない。
(2)試験時間中の用便は、原則として許さない。
(3)試験時間中、受験票を常に机上に置くこと。
(4)試験問題の内容に関しては、質問を許さない。
(5)解答用紙ごとに受験番号を記入すること。氏名は書いてはならない。解答は、それぞれの所定の用紙に記入すること。不足の場合は、裏面に記入すること。
(6)試験終了後、解答用紙上部の指定箇所(選択した問題番号、修士・博士・社会人)を正しく切り取ること。
(7)解答用紙・問題冊子は、持ち帰ってはならない。
5.健康診断について
(1)本学在学生(含研究生)については、平成16(2004)年度定期健康診断を受診した者は、この健康診断をもって代える。
(2)本学在学生以外の者については、健康診断書によって審査を行う。精密検査の必要がある者に対しては、合格者発表(博士課程は、第1次合格者発表)の際、工学系研究科等事務部掲示板に掲示する。
6.博士課程第2次試験
第2次試験は、原則として2月上旬から中旬とし、期日・場所はおって通知する。
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