第2巡:討論:山中 担当分

トップページ >> 授業概要 >> 基礎プロジェクト2 >>
発表:2003/05/29

基礎プロジェクト1B
知識創造企業 討論 担当C班

文責 山中桂一郎

 本書「知識創造企業」には松下電器のケースが取り上げられている。そこにはホームベ ーカリーの開発を例として、企業内部における知識創造の仮定が示されている。さらに、 その後の松下電器の、知識を常に創り続けるために行っている努力(社員の創造性を高め るために労働時間を2000時間から1800時間に短縮するMIT‘93など)についても書か れている。
 だが本書に書かれているのは1990年代の話である。現在の松下電器はどうなっているの か?

1.株価
 松下電器は東証1部に「電機」の欄に登録されている。松下電器と、同じく「電機」 に記載されている幾つかの企業の株価(5月27日の終値)は次のようになる。
  企業名     終値[円]
  松下電器    1004
  日立      455
  東芝      326
  パイオニア   2370
  ビクター    814
  キーエンス   20330
参考までに、他の有名な企業の株価も以下に挙げる。
  雪印      275
  りそなHD    63
  セガ      660
  トヨタ     2635
  東電      2460
なお、5月28日の読売新聞から抜粋した。

松下電器の株価チャートはこのようになる。これはYahoo!FINANCEから抜粋した。

松下の株価

 これを見ると、2001年を境に株価が下がっていることが分かる。ちなみに、2001 年前後の株価の振る舞いは次のようになる。

松下の株価

 2001年度以降、松下の株価が減少している理由は分からなかった。また、1991年 から1998年までのデータがないため、ホームベーカリー開発後の株価の動きは分から なかった。しかし、2001年までは順調に株価が上昇したと予想される。

 ちなみに2001年度の決算発表によると、国内売上高、輸出売上高は2000年のそれ と比較すると、それぞれ80%、82%に減少した。しかし翌年の2002年には103%、121% と株価には反映されていないが回復している。
 参考までに、本書で取り上げられたホンダ、キャノンの株価の最近の振る舞いを以下 に挙げる。

ホンダの株価

キャノンの株価

これらを見ると、ホンダ、キャノンの株価は順調に増加している事が分かる。
花王の株価
 また、ハイパーテキスト型組織へと移行しつつあるとして取り上げられていた花王の株 価はこのようになる。

2.松下電器の最近(数日)の実績
 ・家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの開発
     発電効率35%を実現しエアコン室外機並みの静音性能(44dB)を誇る。また、1000時間稼動で出力電圧の変動を3mVに抑えることにも成功。
 ・ETC(Electronic Toll Collection System 自動料金支払いシステム)車載器の発売
   音声ガイド機能を充実させることにより、「カード未挿入警告」機能を採用し、カード未挿入状態でETCゲートに入るリスクを軽減する。
 ・クリップ式インサイドホンの発売
   クリップハンガーの搭載により、イヤホンが耳から落ちにくい、らしい。

まとめ
 ホンダやキャノンと異なり、松下の株価は下降している。2001年度に売上は落ちたが、 2002年度には取り戻している。にもかかわらず株価は伸びていない。結論としては、今の 松下電器はあまり芳しい状態ではなさそうである。松下のMIT‘93といった知識創造計画 はうまくいかなかったのかもしれない。

参考文献
 松下電器企業情報 http://www.matsushita.co.jp/corp/
 ヤフー!ファイナンス(松下電器)http://quote.yahoo.co.jp/q?s=6752&d=t

administrated by umekkii -> admin@umekkii.jp