毒物劇物取扱者:資格について

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更新:2004/08/08

この資格は?

「毒物及び劇物取締法」 第七条に定められている通り、毒劇物の製造・輸入・販売業を行う場合には各店舗に専任の 「毒物劇物取扱責任者」 を置かなければなりません。この責任者になるための資格が今回の「毒物劇物取扱者」です。
但し、薬剤師や応用化学課を卒業した人は既にこの資格を持っているため、受験する必要はありません。 (薬剤師の人に聞いたら、法規とかで似たようなことをきちんとやっているようです。)
「毒物劇物取扱責任者」の業務については、厚生労働省通知:薬発第668号がでています。

ちなみに、私がこの資格を目指した理由は「趣味」です。 そこに資格があるから目指すのです。 資格試験の勉強する過程で色々学べるし、国家資格だから持っていると格好いい感じがするし。 取るしかないでしょ。

受験資格

学歴、年齢、性別、実務経験は問われることはありません。
しかし「毒物及び劇物取締法」第八条第2項により、 以下に該当する者は合格しても「毒物劇物取扱責任者」になることはできません。
とりあえず、一般の成年健常者ははじかれることはないでしょう。

1 十八歳未満の者
2 心身の障害により毒物劇物取扱責任者の業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの
3 麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒者
4 毒物若しくは劇物又は薬事に関する罪を犯し、罰金以上の刑に処せられ、その執行を終り、又は執行を受けることがなくなった日から起算して3年を経過していない者

なお、「毒物及び劇物取締法」第八条第1項により、 以下のに該当する者は「毒物劇物取扱責任者」の資格が既にあるので受験する必要はありません。
(文中の「応用化学に関する学課」に関してはこちらの基準を参照のこと。)

1 薬剤師
2 厚生労働省令で定める学校で、応用化学に関する学課を修了した者

資格種類

毒物劇物取扱者は、「一般」・「農業用品目」・「特定品目」の3種類があります。
それぞれ、全種類、農業用のみ、特定品目のみの毒劇物を扱うことができます。
また、「一般」合格者は製造・輸入・販売すべての、 「農業用品目」・「特定品目」では輸入・販売のみの、 毒物劇物取扱責任者になることができます。(つまり製造業は「一般」が必要)
受験にあたっては、それぞれの取り扱うことのできる毒劇物の範囲内で出題されます。

私が受験した平成16年度東京都でいうと、農業用品目と特定品目の受験者数は、 一般の受験者数に比べ、それぞれ約5%、約1%となり、圧倒的に「一般」の受験者が多いです。
また、それぞれの合格率や受験料も殆ど変わりませんので、どうせ受験するなら多用途な「一般」がいいでしょうし、私もそうしました。

上記3種類に加えて、「内燃機関メタノールのみの取扱いに係る特定品目」という種類がありますが、実施している都道府県はそれほどありません。

試験場所・日時

「毒物及び劇物取締法」第八条第1項3により、「毒物劇物取扱者試験」は「都道府県知事」が行うことになっていますが、 毒物劇物取扱者試験は現住所に関係なくどの都道府県でも受験できます。 また合格した場合は、合格都道府県以外の全国の都道府県でも毒物劇物取扱責任者になることができます。

試験の実施日や実施形態は都道府県によって異なります。 願書配布前には公告が出ますが、確実なのは各都道府県担当課で確認することです。 東京都の場合は、年1回のみの実施で、 願書配布・受付が5月頃、試験・合格発表が7月頃になります。 他の都道府県も似たような日程が多いです。

試験内容

試験の内容は、筆記試験と実地試験に大きくわかれます。

筆記試験は、「毒物及び劇物に関する法規」・「基礎化学」・「毒物及び劇物の性質及び貯蔵その他取扱方法」の3分野に分かれます。
法規は、基本法である「毒物及び劇物取締法」やその関連法令を中心とした問題。 化学は、高校卒業程度の化学一般の問題。 性質は、毒劇物の性質や貯蔵・廃棄法などについての問題となります。 常識と知識と記憶で乗り切るしかありません。
都道府県によって、記述試験があったりしますが、東京都では全50問の5択マークシートでした。
実地試験は、「毒物及び劇物の識別及び取扱方法」について行われますが、 名前のとおり実際に毒劇物の名称を答えるような「実地試験」を行う場合は少なく、 多くの都道府県では筆記試験と同じペーパーテストで代用しています。 東京都では、東京都では全25問の4択マークシートでした。

合格基準は明らかにされてないですが、恐らく筆記と実地でそれぞれ6〜7割以上程度でしょう。

「毒物劇物取扱責任者」になるには

薬剤師や、応用化学修了者に、免許証のようなものはありません。 毒物劇物取扱者試験に合格した場合も、合格証書以外は発行されません。

よって毒物劇物取扱責任者にならなければならないときは、 薬剤師免許証、応用化学の卒業(成績)証明書、毒物劇物取扱者試験合格証書などの、 資格を証明する書類とともに、業許可をしている行政窓口に申請することになります。

なお、合格証書は再発行してもらえないようです。 合格の証明は都道府県庁でしてもらえるようですが、紛失しないように気をつけましょう。

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